語るだけ。

若手男性声優さんだったりゲームだったり。

Kashicomiはいいぞ

別名、伊瀬谷四季にはまったら中の人にもドはまりした話。

 

ここまでのあらすじと前置き。

アイドルマスターSideM沼にすっぽりと落ちた伊瀬谷四季P、四季くんの中の人=野上翔さんが参加しているラジオやWEB媒体をのんびりと追っていました。

そのうちの一つ、SideMのHigh×Jokerのギター兼リーダー:秋山隼人役の千葉翔也さんと一緒にやっているラジオがなんとなくお気に入りに。

千葉翔也・野上翔の翔福翔来!! | マリン・エンタテインメント

オシャレにこだわりがある一方、最高にガチなオタクトークも繰り広げ、そして時にリスナーさんの真面目な悩み相談にも乗るお二人のラジオがとても楽しく、

エムマスから離れたところでも楽しく拝聴していました。

 

で。

そんなお二人がラジオ発のユニット:KashicomiとしてCDを出されることに。

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普通にラジオが面白楽しい一方、当たり前ながらお二人の声が好き&バンバン歌ってるエムマスでお二人を知ったから歌われることに抵抗がない&ていうか声優の歌手デビュー全然OK(好きなバンドは鈴木達央OLDCODEX)&そもそも音楽が好きなので、流れるようにシングルを購入。

お二人ともやっぱり歌うまいな~声好きだな~、からの、先日ミニアルバムが発売されたのでこちらも購入。

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したら、何気なく買ったこのミニアルバム:Am(エーマイナー)が思いがけず最高だったっていう話。

長くなりなりましたが前置き終わり。

 

あえていうなれば、声優さんのラジオ発ユニットということで侮ってました。御見それしましたとしか言うほかない。

先発で出したブラックアウト/Chance!がジャブとして仕事しすぎていて、アルバムに入った時にこんなメガトン級なパンチになると思ってなかったよっていうか、

視聴段階ではわからないくらい、フルで聞いたときの編曲が素晴らしいっていうか。

サウンドプロデューサーの西岡和哉さんのお名前は存じ上げていなかったのですが、作曲としてはもちろん、アレンジャーとしての腕がものっそい……)

ブラックアウト、Chance!はそれぞれ単体として聞くと、疾走感があるロックナンバーと、可愛らしく爽やかなJpopといった雰囲気で、どちらもストレートな印象があります。

が!他の4曲と組み合わせたらとんでもない化け物でしたよ!!

 

構成について簡単に言うと、前半はロックナンバー、後半はポップナンバーで、歌詞カードの色合いも黒と白と言う風に分かれています。

1曲目のLOVELESS、ちょっとジャジーな雰囲気も持ち合わせた、セクシーで重厚な曲です。お二人とも普段は青少年の役柄が多いのですが、千葉さんこんなに重厚な色っぽい声出るんですね……。対して野上さんの方は千葉さんより高めのトーンで、湿度の高い切なさを滲ませる路線で、これが元気少年伊瀬谷の中の人なんですかちょっと。

と、そんな風にセクシーで重ためなロックを一発目に置いてきたかと思ったら、2曲目は先行して出したブラックアウト!元々疾走感のある曲でしたが、LOVELESSの重たい音と比例して、もう走る走る!全力疾走!!二人の声の攻撃的な雰囲気もより増して、曲本来の持つ崖っぷちと隣り合わせの危険な希望のような部分がより際立つ!そして、前の曲のセクシーさも受け継いで、曲のバックグラウンドに、もしかしたらそう言った情事的な部分もあるのではという含みまで持たせて来る!!

そして前半3曲目は、前二つよりもさらに走るロックサウンド・FlyHigh! 内容もカラッとした、本人対曰く背中を押すどころかぶっ叩く勢いの応援ソング。息をつく暇もないくらいに「走れ!」と突き動かすような曲は、お二人がラジオで「全力でがんばれ!悔いを残すな!」とエールを送るときの雰囲気をさらに高めたような感じでとにかくカッコいい!!

後半に入ると、曲調はロックからポップにガラッと色を変えます。

ただ、急に全部を変えるわけではなく、4曲目は前曲の背中を押す雰囲気をわずかに残したYou are my only star。声の調子も優し気で、ユニゾンだけではなく一部にハモリも取り入れたりとタイトルに入る星のようにきらりとした要素も入った、爽やかで少し切ない恋の歌です。

そこから続く5曲目の桜色レイン。明るさを残したバラード調で、桜の雨のタイトルからわかるように、春の別れを示唆しています。(作詞も、この曲だけ女性の方)only starよりさらに優しい声で、サヨナラはただのサヨナラではない、いつかまた会いたいという祈りを残したサヨナラなのが本当に切ない。

そして!!この2曲の後に来たことで(個人的に)ものすごく化けた6曲目のChance!

桜色レインがそもそもエンディング感のある盛り上がり方をラストに見せるのですが、そこから一気にポップな雰囲気をひっさげたChance!が盛り返す!!Chance!の歌詞は「君と一緒にいたい!」という思いを前面に出した歌なのですが、単体で聞いたときにはするっと流した「お願い もう一緒にいて」「ねえずっと一緒にいよう」という歌詞が、ささやかな願いを胸に抱いたonly starといつかを胸に秘めた桜色レインの後に来ることでものすごく生きてくる!!!

曲自体も、シングルの時にはブラックアウトの対比で緩やかに聞こえたメロディが、ゆるやかな桜色レインの後で力強さを増している!!!シングル時に感じた軽さが前向きな力強さに変わる!!!何これすげえ!!!

正直初聞きの時に、千葉さんの声がショタっぽく聞こえて、野上さんがとてもお兄さんっぽく聞こえたから、兄弟後略モノの乙女ゲー主題歌か?とか思ったけど、その雰囲気が払しょくされたすごい!!!

 

もともと1つのCDで1つの物語を掲げるSoundHorizonが好きな私、アルバムとして一つのパッケージにしたときの大切さと言うものに重きを置いているのですが、このミニアルバムは6曲1つで綺麗にまとまっていて、黒だけでも白だけでもない、良いバランスだと本当に思いました。

いつかフルアルバム出してほしいなぁ……。その時どんな一つの作品が創られるのか、純粋に興味があります。

 

ていうか、先行シングルにブラックアウトとChance!チョイスしたセンス本当にすごいな?!

ラジオの空気感をそのまま出すなら、FlyHigh!とonly starの応援ソング2曲だと思うんだけど、それだとブラックアウトとChance!の立ち位置の変わり方が生きてこなかったし。LOVELESSと桜色レインは色が強すぎるし。

この2曲が、6曲の中でいい塩梅の重さを持っていたんだろうなぁ……。

 

 

またお二人の声の相性がいいんです……。

時に重厚で色っぽく時に爽やかで可愛らしく楽曲を彩る千葉さんの声と、感情は豊でも真っ直ぐな声でKashicomiというユニットに芯を与える野上さんの声の組み合わせがすごくいい!!

西岡和哉 on Twitter: "kashicomi
可愛くキュートでアイディアマンな千葉翔也くん、知的でクールな大人な野上翔くん二人のユニット!!
優しさを歌うchance!ハードなブラックアウト、どちらが皆さんは好きですか?
ぜひ一度聴いてみて下さい!… "

サウンドプロデューサーさんのツイートなのですが、ラジオ内でも、千葉さんが回転の速い頭で様々な話題を展開し、それを『オレはこう思うよ』って意見を挟みながら番組の舵を取るというスタイルが、ものすごく安定感があるんです!!

(そもそも野上さんが千葉さんの7歳上なんですが、その年の差がバランスがよく、かつお二人の間に遠慮がないので、幅広い年代の方に向いた良いラジオ何だと思います)

 

と言うわけで。

野上さんや千葉さん、そして翔福翔来を調べてこの記事に辿りつき、初めてKashicomiに触れる方がいらっしゃいましたら

ぜひともKashicomiの1stミニアルバムAmをよろしくお願いします!!!!

Kashicomi/Am - TOWER RECORDS ONLINE

 

 

2019/7/31 追記

ダウンロード配信が始まりました!!

KashicomiをApple Musicで

音楽ダウンロード・音楽配信サイト mora ~WALKMAN®公式ミュージックストア~

自分が利用しないので詳しくないのですが、各種ストリーミング配信もされているそうなので、
この機会にぜひぜひお願いします。

セカンドシングルも決まっているので……!!